ご予約はこちら TOPにもどる アーカイブ: 2026年05月囲炉裏制作。
本日、かねてより設計・製作を進めておりました、特注の「囲炉裏(いろり)テーブル」の設置が完了しました。
設置した場所は、住まいの中心にあるプライベートな「中庭」スペースです。
最近の住まいづくりでは、リビングと中庭を大きなサッシでつなぎ、ウチとソトを一体に楽しむ設計をご提案することが増えています。今回は、そんな心地よい中庭の特等席で、ご家族やご友人とゆったりと集えるモダンな囲炉裏を形にいたしました。周囲には手触りが良く、質感の美しい無垢の木材を使い、中央にはスタイリッシュなステンレス製のインナー炉を組み込んでいます。すっきりとした直線のラインが、現代の和モダンな建築デザインにも綺麗に馴染んでくれます。
実は、こうしたオリジナルの家具を半屋外の空間に設けるには、見た目の意匠性だけでなく、「見えない部分の構造」が非常に重要になります。
特に今回は、厚みのある無垢の天板と、それを支える黒い台座を、いかに美しく、かつ強固に一体化させるかという点にこだわりました。職人さんが裏側の見えない部分に精緻な加工を施し、位置をミリ単位で合わせながら、しっかりと金物で緊結する作業を行っています。
これらは完成してしまうと完全に隠れて見えなくなる部分ですが、家具としての寿命や安全性を支える、最も重要な部位になります。大工さんの丁寧で確実な手仕事には、いつも本当に頭が下がります。そして、炉の中に敷き詰める「灰」にもこだわりました。
ステンレス炉のなかに、サラサラとした美しい灰をじっくりと丁寧に敷き詰めていきます。まだ火を入れる前ですが、この灰が入るだけで、空間の空気感が一気に締まり、独特の品格が生まれるから不思議です。ちなみに、囲炉裏として使わない時には、同じ木目の美しい蓋をピタッと閉めることで、すっきりとしたフラットなセンターテーブルとしても活躍してくれます。
夕暮れ時に中庭に出て、パチパチと静かに爆ぜる火を眺めながら、お酒を片手にゆったりと更けていく時間を楽しむ……。そんな、豊かな暮らしの真ん中に、この囲炉裏が寄り添ってくれたら嬉しいなと思います。
これから何十年と経ち、中庭の植物や景色の移り変わりと共に、木の色合いが深まっていく経年変化も本当に楽しみです。ぜひこれから、大事に使っていきたいと思います(^-^;
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